2020年01月28日
障害年金の年金額は障害基礎年金と障害厚生年金で違いがあります。
障害基礎年金の年金額

社労士
令和7年度の障害基礎年金の年金額は下記のように定められています。
【1級】 月額86,635円+子の加算
【2級】 月額69,308円+子の加算子の加算
第1子・第2子 各 239,300円
第3子以降 各 78,300円
子とは次の者に限る
18歳到達年度の末日(3月31日)を経過していない子
20歳未満で障害等級1級または2級の障害者

社労士
障害基礎年金の年金額は定額で上記のように定められています。1級は2級の25%増の金額を受給できます。また障害基礎年金には高校生以下の子供に加算額が付くようになっています。ちなみに金額は年金額ですので1ヶ月の金額は年金額を12で割った額になります。
障害厚生年金の年金額

社労士
次に障害厚生年金の年金額ですが下記のに定められています。
【1級】
(報酬比例の年金額) × 1.25 + 〔配偶者の加給年金額(239,300円)〕※【2級】
(報酬比例の年金額) + 〔配偶者の加給年金額(239,300円)〕※【3級】
(報酬比例の年金額) 最低保障額:年額623,800円(月額約51,983円)※配偶者の加給年金はその方に生計を維持されている65歳未満の配偶者がいるときに加算されます。
【報酬比例の年金額】
①平均標準報酬月額 × 7.125/1000 × 平成15年3月までの加入月数
②平均標準報酬額 × 5.481/1000 × 平成15年4月以降の加入月数①+②=老齢厚生年金(報酬比例部分)の年金額

社労士
障害厚生年金の金額の計算は少し複雑ですが、ざっくり言って厚生年金の加入期間の長さと加入期間中の給与の平均額によって決められます。また障害厚生年金1級と2級には障害基礎年金の同時に支給され、配偶者の加算も付きます。
障害厚生年金の金額はだいたい障害基礎年金2級で1ヶ月10万円から15万円位、障害厚生年金3級で1ヶ月5万円弱から9万円位の金額になると思います。
障害厚生年金の金額はだいたい障害基礎年金2級で1ヶ月10万円から15万円位、障害厚生年金3級で1ヶ月5万円弱から9万円位の金額になると思います。
障害手当金の金額

社労士
障害手当金の金額は下記のようになります。
障害手当金 報酬比例の年金の2年分(最低保証 1,224,000円)※一時金

社労士
障害手当金は一時金の形をとりますので一時に給付されます。
また、障害年金生活者支援給付金も引き上げられ、令和7年度は以下の金額となりました。
1級:月額6,813円
2級:月額5,450円
これらの支給額は、令和7年4月分から適用されます。
なお、これらの金額は物価や賃金の変動に応じて毎年度改定されます。
カテゴリ:障害年金の基礎知識